過去のつぶやき

2019(10月〜12月)

1989年。クリスティ & レザール・フロリッサン によるオペラ上演  リュリ作曲『アティス』。

序曲が始まった瞬間、この世界の虜になり、私はパリ留学を心に決めました。

パリ・オペラ・コミック劇場です。

 

ファサード部分、仰ぎ見た景色がコレ。

 

クリスティの指揮で、私も様々なオペラを演奏しています。

ウチから徒歩3分! 楽屋代わりに家まで帰れる距離です。

 

内装も含め何もかもが私好み!

密かに「私の劇場」と呼んでいます(笑)。

 

Oct. 2019


パリ市内の北東地区に2015年1月にオープンした《フィルハーモニー・ドゥ・パリ》。

パリ管弦楽団と、レザール・フロリッサンの本拠地です。

 

大蛇の鱗をまとったような近未来的外観ですが、内装は、打って変わって温かい色合いと曲線を多用した個性的な素晴らしいデザイン。

とても素敵なコンサートホールです。

 

そして、音響もバツグン!

舞台上でもとても心地良く演奏でき、客席からの聞き心地も最高のホールです。

 

Oct. 2019


パレ・ロワイヤル。

回廊の向こうに見えるのは、「私の庭」と呼んでいる大好きな庭園空間。

 

四季折々、暇さえあればここに行き、ベンチに座ってお日様を浴びたり、空を見上げたり。

のんびり読書をすることも多いです。

 

私がつかまらない時は(オフの時は殆どケータイを持ち歩かないので ^^;)、ここを探しに来ていただけば見つかる、かもしれません!(笑)。

 

Oct. 2019

 


裏通り。

 

2台の佇まいがなんともほのぼのとしていて。

 

この距離感といい...。

 

なんだかホッとする一瞬をもらった気がする。

 

Oct. 2019


1761年の創業以来、伝統を守りつつ新商品を開発しつつ、現代でも市民に愛されているお店(私も愛してるお店!)。

 

以前、お世話になっている仏人楽器製作者さんにチョコレートの詰め合わせを持っていった時、「おっ! ここのを知ってるのか!」と。私の株もちょっと上がった(かも?)。

 

敬愛する作曲家 ラモー(1683 - 1764)がパリに定住したのが1723年。

もしかしたら最晩年のラモーも食べてた ?!

なぁんてことを想像するだけでもワクワクしてくるなぁ☆

 

le 7 Oct. 2019


ふと見上げた時、はっとさせられることがある。

 

空の色、雲の形、光と影のコントラスト...

 

ものすごく沢山のメッセージを、空はいつも送ってくれてるんだなぁ、って。

 

実際、まったく同じ表情の空は二度とないわけで、刻一刻うつり変わっていく空との対話もそのとき一瞬しかない。

 

探していた答えにつながるヒントをもらえる時もあれば、ただただ優しく慰められる時もある。

 

ありがたいなぁ。

 

Le 8 Oct. 2019


’’レザール・フロリッサン’’ とは、バロック時代のフランスの作曲家 M.-A. シャルパンティエが1685年に作曲した室内オペラ作品のタイトル。

’’花咲ける芸術’’ と美しい邦訳がなされています。

 

そのシャルパンティエが、ギーズ公爵夫人マリーの没する1688年まで、18年間仕えた時に住み込んでいた館。

 

かかっているプレートによれば、この館じたいは1380年に建てられたもののよう。

 

パリ市内3区にあり、現在は国立古文書博物館になっている西側の一角がこの写真の部分。

 

このHPトップの「寺子屋・太陽塾」のアイコンにしています (^^)

 

le 9 Oct. 2019


舞台での音出しを終えた本番前。

楽屋口から出たら、こんな風景が広がっていた。

 

韓国は仁川(インチョン)で見た夕陽。

《黄海》の方角に沈んでゆく。

 

le 21 Oct. 2019


何を食べるか。

どこで食べるか。

誰と食べるか。

 

一生のうち、私たちはどれだけの時間を「食」に費やすのだろう。

 

食べることの大切さを知ると、その有り難みもしみじみ思う。

 

自分の身体を作ってくれるものなのだから、身体が喜ぶものを身体に入れたい。

 

そしてできれば・・・ 何で食べるか。

銀食器や漆塗りのお椀はお手入れにも手間がかかるけど、色々含めて「食事」というものを大切にする心を忘れないでいたい。

「生きる」ということに直結してる部分だものなぁ。

 

le 12 Nov. 2019


「ウチは昔っからこうなんですよ ^^」ってかんじの ’’ホテル・ショパン’’。

特別高級なものじゃないけど、客室ごとに時代を感じさせる調度品が置いてある。

 

現代的なスマートなホテルは機能的だし、ハードな演奏旅行の先々で用意していただくお宿はそういうものが多く、それはそれで有り難い。

 

でも、こういう旧き佳き時代のものも私としては捨て難い。

 

いつだったか、日本からの友人のために予約しに行った時、受付のマダムが昔ながらの大きなノートに鉛筆で書き込んでたっけ。

そういうアナログ感がなんだか落ち着くんだよなぁ、これが。

 

le 15 Nov. 2019


買い物帰りにいつも目にしている広告だけど、改めて調べてみるとこのカドゥム石鹸は1907年創業なんだそう。

 

創業者のウィンバーンが「赤ちゃんの肌にもやさしい」というコンセプトで画家に依頼。

アルセーヌ=マリー・ルフェーヴルによってこのキャラクターが生み出されたんだそうな。

 

ううむ... 知らんかったなぁ。

この石鹸、今度 買ってみよ〜。

 

le 17 Nov. 2019


よく例えられることだけど、こっちのチーズは日本でいうお漬物みたいなもの。

 

どちらも発酵食品であり、食事の最後を〆る役どころといい、炭水化物やお酒と寄り添いあえる最高の相性といい、種類の多さという意味でも ’’日本でいうお漬物’’ とは言い得て妙だ。

 

「チーズごとに乳酸菌の種類も違うから色んな種類を食べた方がいいんだよ」と私に教えてくれた人がいるけど、単なる食いしん坊の言い訳だったりして(笑)。

 

実際、数え切れないほどの種類を目の当たりにしたら、そりゃぁどれも食べてみたくなってしまう。

危ない誘惑は街のそこここに在るのだ...。

 

le 20 Nov. 2019


こっちの人たちは真冬でも外でお茶を飲むだなんて、最初は驚きだった。

しかも車がバンバン行き交う場所でさえ...。

 

・・・その心は。

『ちょっとでも陽の光を浴びたい』

 

パリの緯度は樺太とほぼ同じで、ここでの暗く長い冬を何度も経験するにつけ、その気持ちもだいぶわかるようになってきた。

実際、どんな季節に行っても日本は太陽がサンサンでびっくりするもんなあ!

 

カフェの店先にぶら下がってる冬用の暖房器具。

これがけっこう暖かいんだけど、それでも私は店内スペースの方がいい。

場所にもよるが、コート着たまま身体を縮こまらせ、排気ガスとともにお茶するのはちょっとなぁ...。

 

ま、人それぞれ。

何を優先させるかはホント人それぞれ♪

 

le 21 Nov. 2019


気温的には、晩秋どころかもうすっかり冬本番のパリ。

 

晴れるとそのぶんピリリと寒いですが、やはりお陽様がお出ましだと嬉しいですね。

 

公園では鳩さんたちが日向ぼっこです。

 

土がほどよく温まっていて気持ちいいんでしょうね ^^

 

動物たちは ’’身体にいいこと’’ をよく知ってるなぁ、と思います。

 

le 22 Nov. 2019


コートの襟を立てて足早に歩く季節になると、街は色とりどりのクリスマスのディスプレイで華やかになってくる。

ご近所のお花屋さんにこんな可愛らしいクリスマスリースも。

 

この「リース」。

起源は古代ローマ時代にも遡るらしく、ローマ人はお祭りやお祝い事で冠として身につけていたとか。

 

始まりも終わりもない ’’輪’’ が「永遠の愛」を表し、使われる素材に「豊穣祈願」が込められ、クリスマスリースとしての三つめの意味には「魔除け」もあるらしい。

日本のお正月飾りとも似てるなぁ。

 

何千年もの時の隔たり、国や民族が違えども、私たちの祈りはやっぱり変わらない。

どこまでも愛が廻り、誰もがみな元気で、そして豊かでありますように・・・と。

 

le 24 Nov. 2019


思わぬ時に、思いがけないものが視野に入ると、おっ♪ っと顔がほころぶ。

 

久しく会っていない友人の、旅先からの絵葉書が届いた時のように。

 

le 27 Nov. 2019


寒くなりだすと、お魚屋さんや、魚介メニューの豊富なレストランの店先に牡蠣が並ぶ。

 

これはパリ1区、マルシェ・サントノレのお魚屋さん。

店内には、狭いけれど立ったまま食べられるスペースもあり、カフェの立ち飲み感覚で牡蠣を食す(う〜ん、ダイナミックだ)。

(あっ.. フランス人は仕事の合間にカフェ感覚で牡蠣をしょっちゅう食べてる、って意味じゃないよ・笑)

 

このお店、創業は1979年。

...ってことは、レザール・フロリッサンと一緒かぁ☆

関係ないけど、なんか嬉しいね!

 

le 28 Nov. 2019


パッサージュ・パノラマはパリ最古のアーケードとして知られているためか、季節問わず日中は、ガイドさん付き観光客の団体さんが狭い通路をふさいでしまうことも。

 

でも地元住民としてはそれもちょっと誇らしかったり ^^

 

古めかしい雰囲気がそのまま残っていて、足元はガタガタの古いタイルや石、ところどころに補強のコンクリート... と整備されていないところもご愛嬌。

 

いたってシンプルなクリスマスの飾りつけの下で、ひと組のカップルがディナーを前に見つめ合っていました。

 

le 29 Nov. 2019


秋の終わりから冬の間だけ、チョコレート屋さんにマロングラッセが並ぶ。

 

幼少の頃、とあるお宅で「舶来ものの上等のお菓子よ」と恭しく出され、生まれて初めて口に入れた。

でも... ガリガリした硬いお砂糖の塊を正直ぜんぜん美味しいとは思えず、以来「マロングラッセ=砂糖の塊」、あんな不味いものを二度と食べようとは思わなかった。

 

パリに暮らすようになったある年の冬、口にした同じ名前のお菓子は・・・ 完全に、とことん、まったく別物だった !!!

それまでの数十年を返してほしいと思ったほどに!

 

なんでもそうだけど、’’初めて’’ は本当に大事。それが基準になってしまうもんなぁ。

でも、お陰で「パッケージ/名前/肩書きに騙されない」=「自分の感覚を信じる」という能力開花につながった。

結果的にすごく有り難かった幼少期の体験、それが私の ’’今では大好きなマロングラッセ’’ の思い出 ^^

 

le 30 Nov. 2019


遠く離れた家族がいっせいに集うこちらのクリスマスは、日本での「お正月」にあたるとても重要なイベント。

それに向けての準備が一気に始まりだし、お花屋さんの店先にも「もみの木」が並び始めた。

 

各家庭で程よい大きさのものを飾るのだけど、さながら日本の「門松」に似てる気がしないでもない。

 

16世紀初頭、アルザス地方に入ってきたもみの木。

’’室内装飾としてのクリスマスツリー’’ は、ポーランドから国王ルイ15世に嫁いできたマリー王妃が1738年にヴェルサイユ宮殿内に飾ったのが最初なんだとか。

 

ラモー50代にして精力的にオペラを書き出した頃のこと。

 

le 1 Déc. 2019


ペンギン好きの私。

こういうの見ると素通りできない(笑)。

 

街はどんどん寒くなるけれど、思わず笑顔になる瞬間がいっぱいもらえて、真冬のお散歩も楽しくていい ^^

 

le 2 Déc. 2019


プレゼント探しにショウウィンドゥを覗き込む人々で賑わう季節。

 

大切な人のことを思い浮かべながら。

喜んでもらえる笑顔を想像しながら。

 

実は、選ぶその時間のワクワクこそ、先に贈り物をもらってるんだよね。

 

人を想う、って幸せなこと。

 

目に見えない、温かいものがいっぱい溢れる季節。

 

le 3 Déc. 2019


柔らかな冬の光の作る影は、他の季節にはない優しさを感じさせてくれる。

 

少しだけ残っている葉が金色に輝くパレ・ロワイヤル庭園の並木道。

 

街がノエルの飾りつけで華やかになるのと対照的に、樹々たちはもう間もなくすっかり葉を落とし、春の芽吹きまでの静かな時間に入ってゆく。

 

le 4 Déc. 2019


クリスマスの準備が始まる時期は国によってだいぶ違うようだ。

 

十二月の二週目に入っても、ロンドンではまだ派手なデコレーションも少なく、パリの方がずっと早いように感じる。

 

そんなこというと日本なんてとんでもなく早いよなぁ...。

 

「良い」「悪い」って話じゃなく、’’先どりしない’’ ことでの  ’’自然体’’ のテンション。

それはそれで魅力があったりもする。

 

le 9 Déc. 2019


人通りの少ない小径にいきなりこんなものが!

 

こういうのもある意味で英国っぽい  ー と私は思う。

すごい大きさ&すごいクォリティーにもかかわらず、敢えて人目につかなくてもいい、っていう在り方がね。

 

いつも短い滞在しか出来ないが、いつ行っても「なんかいいな♪」と思う街、ロンドン。

フランスとはまた全然違う魅力がある。

 

「街」との相性も人それぞれ。

理屈じゃない域で。

 

le 10 Déc. 2019


マドリッドのレイナ・ソフィアにある本物は残念ながらいっさい写真撮影が禁じられているので、地下鉄最寄り駅のホームをパチリ。

 

いやぁ... すごかった...。

 

とことん深く、真っ直ぐなメッセージを前に、数十分立ち尽くしてしまった。

制作過程を残した写真も同じ部屋に収められていて、ピカソがこれを完成させるまでの試行錯誤や想いの片鱗を感じることができた。

 

’’本物’’ は、やはりとんでもないエネルギーを発していた。

このご時世、いくら便利なものが出来ても、永遠にその高くブ厚い壁は越えられない。

永遠に、だ。

 

le 16 Déc. 2019


夏場には、真っ青な空の下、樹々は青々と茂って人々に木陰を提供し、このミューズたちの噴水からも涼しげな水が放たれていますが、今のこの時期は空は灰色、裸の樹々と、沈黙を守る噴水...。

 

一見そんな寒々とした中にも、なにか、先への力が内包されている真冬の公園です。

 

何事にもいろいろな時期があり、エネルギーが巡る絶妙なバランスでこの世は成り立っているのだなぁ、と。

 

すべては、宇宙のサイクルの中に組み込まれていることを「四季」の中に感じます。

 

le 17 Déc. 2019


お花屋さんの店先で気持ちよさそうに太陽を浴びているクリスマスローズ。

お花を見てもわかるように、ローズといってもバラ科ではないのです。

 

お花にはそれぞれ「花言葉」が複数ありますが、このお花の花言葉のひとつに『いたわり』というものがあるそう。

「キリストが誕生した時、羊飼いと共にひとりの少女が祝福に訪れた。少女はたくさんの贈り物に囲まれているキリストを見て貧しい自分は何も贈るものがないと泣いてしまう。それを見た天使が地面に触れるとそこに白いクリスマスローズが咲き、少女はそれを摘んでキリストに捧げた。/少女の涙が落ちたところからこの花が咲き、それを摘んで捧げた。」という逸話があるそうです。

 

以前、ある19世紀の作曲家のお墓参りに行く時にお花屋さんに相談したら、「寒い中でもけっこう強いのでこのお花がいいですよ」と勧めてもらったことがあります。

その時に知ったお花で、この季節になるとその可憐な姿に、「あぁ、また咲いてるね」となんだか笑顔になってしまいます。

 

le 18 Déc. 2019


ギャラリー・ヴィヴィエンヌのクリスマスの飾りつけは、ここ数年ずっと変わっていませんが、いつ見てもシックな装いが素敵です。

 

1823年の創設時から、代替わりしながらずっと続いている老舗も多く、そういう落ち着きが醸し出す雰囲気ともマッチしていて。

 

偶然にも、’’阿’’ & ’’吽’’ の狛犬さんならぬ狛鳩さんが上の方に写り込んでいて、シンメトリーの美に貢献してくれています☆

さすがフランスの鳩さん! わかってるなぁ〜!(笑)

 

拡大してご覧になってみて下さい。

ポーズまでバッチリ!

もはやこれは、モデル料をお支払いせねばならぬ域!

 

le 19 Déc. 2019


フィルハーモニ・ドゥ・パリのリハーサル室から出てすぐ、舞台へと続く袖の空間の近くにこの大きなモニターがある。

 

今夜のパリ管のコンサートは、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮のストラヴィンスキーの『火の鳥』。

 

本番直前の客入れの状況が映っています。

 

我々の今夜のリハは夜の10時まで...。

すぐそこでやってるパリ管の本番を、リハを抜けて聞きに... いけないのがもどかしい...。

きっと、凄くいいだろうなぁ...!

 

le 20 Déc. 2019


西の歩廊から入ったギャラリー・ヴィヴィエンヌ。

 

晴れた日には、ガラス張りの天井からの光が床のモザイク模様をいっそう美しく引き立たせます。

 

四季を通じてもっぱら私の散歩道。

いつ通っても、澄んだ波動が流れている気がするのです。

 

le 21 Déc. 2019


レザール・フロリッサン40周年記念ツアー、最終公演地のパリ。

本拠地であるフィルハーモニー・ドゥ・パリの入り口にある巨大モニターでは次々と関連画像が流れている。

 

まだ入団していなかったがパーティーに参加させてもらった10周年の時。

20周年、30周年の特別公演に続き、40周年の公演にも出演させてもらえたこの大きな御縁に、しみじみと感謝しかない。

 

そして今回、またひとつ思いがけない嬉しい出逢いがあった。

 

自分でどうこう出来るものではなく、いくらお金を積んでも手に入れられないもの。

それが『御縁』。

 

人生で、かけがえのない、本当に有り難いもののひとつだなぁと、年齢を重ねてきて余計にそう思う。

 

le 22 Déc. 2019


ギャラリー・ヴィヴィエンヌの西回廊。

美しいタイルの床にオレンジ色の柔らかいイルミネーションが映える。

 

優しく温かいものを、心から心へ。

どんな時でもそうありたいと再確認させてもらえる季節。

 

「ありがとう」をいつも胸に・・・

 

le 23 Déc. 2019


この緑の星が、本当に豊かな星であることを思い出させてくれる・・・

 

レマン湖のほとり。

透き通るような、静かな時間の流れる場所。

 

le 24 Déc. 2019


静かな朝。

湖の上を龍が優雅に進んでゆく。

その、気品あるシルエットはただただ美しい。

 

le 27 Déc. 2019


夕焼けが建物を染める。

 

自然の作り出す色合いは、どうしてこうも温かく、慈愛に満ち溢れているのだろう。

 

なんということのない夕方の一瞬、足を止め、暫しそれに見惚れる。

 

le 30 Déc. 2019


レマン湖の朝焼け。

 

誰が見ていようといなかろうと、そんなことに関係なく自然はいつもこんなにも素敵に地球を彩る。

まるで、神々に捧げるための美しい音楽を静かに奏でているかのように。

 

なんて豊饒なるスペクタクル!

胸いっぱいに感謝が広がる。

 

地球さん、ありがとう。

素晴らしい星よ、ここに住まわせてくれて本当にありがとう。

 

le 31 Déc. 2019